今回はArduinoをコマンドラインから公式アプリケーションだけで使う方法を紹介します.
ある程度プログラミングに慣れた方だとterminalからArduinoを扱いたくなると思います.
これまでArduinoをコマンドラインから使う方法には
ino(2015/12現在開発が止まっている模様)- Arturo
- PratformIO
などがありますが, 一番良さ気なArturoがHomebrewに対応していないので少し導入に抵抗がありました.
しかし, なんと公式のアプリがver 1.6.4からコマンドラインに対応していたようです.
せっかくなので公式アプリケーションだけを使ってコマンドラインから操作してみました.
公式アプリケーションのインストール
最新版のアプリをダウンロードしてからインストールします.

Software
Open-source electronic prototyping platform enabling users to create interactive electronic objects.
コマンドのパスを通す
.bashrc等の設定ファイルに下記のコードを追記
※ Macの場合
alias arduino='/Applications/Arduino.app/Contents/MacOS/Arduino'
Terminalから操作
公式から利用できるコマンドを引用
以下はコマンドラインから行える機能の一部です.
- ファイルを開く
- ファイルのビルド
- ボードへのアップロード
- ボードの設定の読み出し
- ライブラリのインストール
- etc
よく使う基本的な処理はコマンドからできるようです.
更なる詳細は公式のGitHubを参照.
次によく使うコマンド例を紹介します.
ファイルを開く
$ arduino [FILE.ino…]
ファイルのビルド
$ arduino --verify [FILE.ino…]
ファイルをArduinoにアップロード
$ arduino --upload [FILE.ino]
※デバイスの指定等でエラーが出る場合は一度GUIの画面からデバイスやポートの設定をすると以降はコマンドから設定する必要がないので便利です.
まとめ
思っていたよりもコマンドからArduinoを扱うことができました.
自分みたいにまれにArduinoを扱う人は公式アプリのコマンドラインでも十分対応可能ではないでしょうか.
特別なものを新たに導入する必要もないのでCUIに慣れている方は一度コマンドラインからArduinoを扱ってみてはどうでしょうか.
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